医療関係者向け
研修医の声
新潟大学医歯学総合病院臨床研修医 飛田 一樹
(研修期間 H20.7.7~H20.8.15)
驚愕の連続でした。
国家試験で一応覚えた気がするような血液疾患や自分が今まで診たことのない疾患を抱えた方ばかり。それ以降も、高齢者独特の疾患や、それこそ非常に稀な疾患を体験させていただきました。
当院の特徴は、新潟の県央地域を代表する地域病院であるということ、第一線で活躍されていた方が勤務医や地域の開業医として多くいらっしゃるということがまず一つです。指導医としてついて頂いた高橋先生は血液疾患に造詣が深く、様々な症状から診断に至るまでのプロセスは非常に勉強になりました。内科として、かなり広範な分野を診なければなりませんが、困った時はその他の内科の先生、また開業医の先生にご指導いただきました。様々な手技もやらせていただき、前院で学んだ技術も生かすことができました(尚、外科にて手術も5回参加させていただきました)。
次に高齢者を診ること、その難しさも学びました。投薬も今まで使用していた用量では多すぎたり、また期間は短すぎたりと、機微を利かせる難しさがありました。「人は社会的な動物だ」と自分の師匠がよく云っておりましたが、そのような社会的背景で退院が困難となってしまう患者さんとどのようにすればよい方向になるかと頭を働かせ、傾聴することも非常に多かったです。
加茂はいい地域です。田舎と云われますが、新潟市までは一時間で、大病院も同じくらいの距離圏内にいくつもあります(実際、手に負えない患者さんをお願いしたことも幾度かありました)。地域医療の醍醐味を味わいつつ、臨床能力を磨くには格好の病院だと思います。
最後になりますが、ご指導ご鞭撻いただきました諸先生方、誠にありがとうございました。
新潟大学医歯学総合病院
臨床研修医 佐々木 崇暢
(研修期間 H21.10.5~H21.11.22)
私は地域医療研修として6週間程当院で研修させていただきました。診断能力、治療法、手技等の習得はもちろんのこと、地域を支える病院としての役割など、地域医療ならではの研修もすることができました。
当院の特徴としてまず、療養型病棟を保有しているという点があります。そのため、急性期疾患から慢性期疾患まで幅広い症例を経験できます。実際私も、昨今巷を賑わせている新型インフルエンザや、急性胃腸炎、緊急性の高い吐下血といった急性期疾患から、認知症などの慢性期疾患まで様々な疾患を診ることができました。
また、加茂地区の拠点病院として、地域に根ざした医療を提供している点も挙げられます。部活で怪我をした学生さん、肺炎で朦朧としている一人暮らしの御老人など、様々な年齢層、生活環境の患者さんが来院されます。その患者さん一人ひとりの生活背景を考慮した治療法の選択、入院期間の設定など、地域ならではの医療の重要性を学びました。
そして、多くの研修医が意識しているであろう、手技・技能の習得ですが、その点に関しても当院では満足のいく研修ができるかと思います。指導医には高橋院長先生について頂き、症状から診断にいたるプロセス、患者さんに適した治療法の選択をしっかりと学ぶことができ、こと血液疾患に関しては疾患の多様さに驚かされます。また、余裕のある時間を利用して、上部消化管内視鏡検査や、外科手術にも参加させていただくことが出来ます。手術では執刀もさせていただき、非常に貴重な経験を得ることができました。
この加茂病院での研修を通して、医師として必要不可欠な臨床能力に加え、その心構えといった基礎の部分を再確認することができました。今後もこのような地域密着型病院の存在、そこでの地域研修は必要であり、また大きな財産になるかと思います。